2020年2月12日放送の「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」に出演した小倉ヒラクさん。
肩書きは「発酵デザイナー」。
聞き慣れない肩書きですが、一体どのような活動をしているのでしょうか?
今回は、滝沢カレンと共演した発酵デザイナー・小倉ヒラクさんについてご紹介します。
小倉ヒラクの肩書き「発酵デザイナー」って何?
2020年2月12日放送の「ソクラテスのため息」に出演した小倉ヒラクさん。
「知って得する!発酵食品、驚きの情報!」を教えてくれました。
発酵デザイナーとは、一体、何なのでしょうか?
公式ホームページで、小倉ヒラクさんは、以下のように述べています。
発酵デザイナーの定義は、「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにするひと」です。顕微鏡でしか見えない無数の菌たちが織りなすミクロコスモスを、グラフィックにしたり、アニメや歌や踊りにしたり、展示会やワークショップやトークイベントにしたり、「発酵醸造技術の素晴らしさを世に伝えるべし」という小泉武夫先生の薫陶を受けて、日々楽しく活動しています。
(小倉ヒラクさん公式HPから引用)
発酵菌のはらたきをデザインして見えるようにするとは、なんとも驚きの発想です!
とても興味深い世界ですね。
発酵デザイナー・小倉ヒラクの具体的な活動は?
具体的には、何をしているのでしょうか?
小倉ヒラクさんの発酵デザイナーとしての主な活動は以下の通り。
・お味噌やお酒など、発酵醸造メーカーのアートディレクション
・誰にでもできる味噌作りを歌と踊りで伝えるアニメ『手前みそのうた』制作
・発酵ワークショップの開催
・全国各地の醸造家たちと商品開発、絵本・アニメ制作、ワークショップ開催
・書籍『てまえみそのうた』出版(グッドデザイン賞2014受賞)
・発酵ツーリズム(日本各地の醸造家や生産者を訪ね、発酵文化を生で学び、味わうツアー)
なんとなく、わかってきた気がしなくもないですね。
よりイメージできるように、『手前みそのうた』を見てみましょう。
気になった方は、書籍『てまえみそのうた』もこちらから購入できます。
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発酵デザイナー・小倉ヒラクさんは、発酵食品の素晴らしさを教えてくれる方ということですね!
【経歴】なぜ、どうやって、小倉ヒラクは発酵デザイナーになったの?
1983年、東京に生まれた小倉ヒラクさん。
虚弱体質で、中学生まで、夏は母方の田舎・佐賀県の玄界灘で自然の中で過ごしたそうです。
この体験が「生態系に関わる仕事」に、虚弱体質が「発酵大好き」になったようです。
高校の頃、美術大学を受験をしましたが、最終的には早稲田大学文学部へ進学。
バックパッカー旅にはまり、ユーゴスラヴィア人の絵描きと出会い、パリで絵描きに明け暮れたそうです。
ここで、「デザイン」と繋がるわけですね。
2008年には、スキンケア会社に就職して、デザインの仕事をスタートします。
その後、2010年に独立。
ここで、意に反して、華やかなデザインとは異なる仕事が。
地方の一次産業や、生態系に関わる研究活動を行います。
そんな折、2011年に起こった東日本大震災で世の中の価値観が大きく変わります。
これまで、目立たない仕事でしたが、興味をもたれるように。
仲間とともに会社を起業し、林業再生や地場産業のリデザインに関わる仕事を多数プロデュースするようになります。
その後、2014年に、再び独立。
東京農業大学の研究生として、醸造学科の穂坂教授に弟子入りし「発酵デザイナー」のキャリアをスタートします。
そして、その頃から、東京から山梨県甲州市の山の中に拠点を移します。
山中で静かな生活になるかと思いきや、様々なメディアの取材が相次ぎ、仕事のオファーが相次ぎ、今に至るようです。
おわりに
いかがでしたか?
発酵デザイナーと聞いて、一体何者なのか気になった方も多いのではないでしょうか?
美容にも健康にもいい、発酵食品。
小倉さんの活動にも大注目ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。